コスト削減や立地に縛られないなど、さまざまな理由から、キッチンカーで飲食店を開業したいと考える人もいるのではないでしょうか。
ただし、キッチンカーの作業スペースはどうしても手狭なため、「キッチンカーの仕込みってどうすれば良いの?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。
そこでこの記事では、新しい業態で自分のお店を出したい方のために、キッチンカーの仕込みについて解説していきます。
目次
キッチンカーの仕込み場所を確保する方法
キッチンカーでは加熱や盛り付けなどの簡単な作業はできるものの、店頭で仕込みを行うということはできません。仕込みを行う際には、キッチンカーとは別に仕込み場所を確保しておく必要があります。
ここでは、仕込み場所を確保するための方法について解説します。
物件を借りる
自宅以外に調理ができる賃貸物件を借り、営業許可を取得した上で仕込み場所にする方法があります。住居として使用するわけではないため、厨房設備さえあれば住まいには適さない物件であっても問題ありません。
また、飲食店の居抜き物件を借りて使用するのも良いでしょう。居抜き物件なら営業許可も取得しやすく、店舗としての営業も可能です。あくまで、仕込み場所として使用するなら、狭い物件や目立たない場所にある物件でも問題ありません。
ただし、いずれの場合も家賃が発生するため、固定費がかさみます。
飲食店のスペースを借りる
すでに飲食店を経営している場合には、キッチンカーで販売するメニューの仕込みもそこで行うと効率的です。また、知り合いなどで飲食店を経営している人がいれば、仕込み時間だけ場所を貸してもらえるようお願いする方法もあります。
いずれの場合にも、すでに営業許可を取得済みであるため新規で取得する必要はありません。ただし、キッチンカーで取り扱うメニューと店舗で取り扱うメニューが異なる場合には、営業許可の種類に注意しましょう。
シェアキッチンサービスを利用する
どうしても仕込み場所が確保できない場合にはシェアキッチンサービスを検討すると良いでしょう。シェアキッチンサービスとは、複数の飲食店経営者でキッチンスペースをシェアして利用できるサービスです。
会費や使用料などの費用はかかりますが、物件を賃貸するよりも安く済みます。短期間の利用が可能で、営業許可も取得しているため、新規で取得する必要がありません。
仕込みもできるキッチンカーにする
キッチンカーの中で仕込みができるようにする方法もあります。キッチンカーでも、きちんと調理設備を整え、衛生管理が行える状態にすることで、仕込み場所として申請することは可能です。
その際には、200リットルの給排水タンクを搭載しなければなりません。大型のキッチンカーなどであれば搭載も可能ですが、軽バンなどの場合には現実的に難しいといえます。
自宅は仕込み場所にできない
自宅を仕込み場所として使えないのか、考える人もいるでしょう。
しかし、自宅を仕込み場所として申請し、営業許可を取得するのはそう簡単ではありません。飲食店と同様の厨房設備を備え付けなければならないことから、大がかりなリフォームが必要になります。高額な工事費用がかかり、あまり現実的な方法とはいえません。 特に賃貸物件に住んでいる場合には、ほぼ不可能と考えて良いでしょう。
仕込み場所を用意せずにキッチンカー販売をする方法
仕込み場所を確保しなくてもキッチンカー販売を行う方法はいくつかあります。
具体的な方法について見ていきましょう。
仕込みが必要ない材料を用意する
調理済みの肉や野菜、あるいはそのまま使える材料を使えば、盛り付けるだけの提供となり仕込む必要もありません。
また、仕込み工程がすでに完了している缶詰や冷凍品を上手に活用することで、通常なら仕込みに手間と時間のかかるメニューも、仕込みなしで提供することができます。
仕込みの要らないメニューを提供する
メニューによっては仕込み自体が不要なものもあります。たとえば、タピオカやソフトクリームなどは盛り付けのみで完了します。
ドリンク類を中心に扱うお店にすれば、仕込みの要らないメニューだけで済む場合がほとんどです。
お店のメニューを決める際には、「切る・混ぜる・捏ねるなどの工程を省けるかどうか」という観点をもつことも大切です。
フランチャイズに加盟する
飲食店経営を始める方法として、自分の店をゼロから作るだけでなく、フランチャイズに加盟する方法もあります。
フランチャイズに加盟すれば、仕込み場所や、仕込み不要の材料の提供を受けることができます。仕込み場所や仕入れに悩む必要がなく、検討する価値は十分あるでしょう。
キッチンカーの仕込み場所に関する注意点
キッチンカーの仕込み場所を考える上での注意点について見ていきます。
キッチンカーとは別にコストがかかる
キッチンカーで飲食店営業を行う場合、仕込み場所の確保やキッチンカーの維持費といったランニングコストがかかります。
仕込み場所の確保にこだわり過ぎると、利益を出すのが難しくなることもあるため、できるだけ安い物件やコスパの良い方法を見つけることが重要です。
仕込み場所も許可申請が必要
仕込み場所を確保したら、保健所から営業許可を取得しなければなりません。しかし、新規で営業許可を取得するためには手間と時間がかかり、開業まで時間を要してしまいます。
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まとめ
キッチンカーで飲食店を営業する場合、仕込み場所を確保する必要があり、高いランニングコストがかかります。仕込み場所の確保が難しい場合は、仕込みが必要ないメニューを提供したり、フランチャイズ店に加盟したりするという手段を検討してみると良いでしょう。
HIRAKELであればキッチンカーよりもコストがかからず、屋台で飲食店開業ができます。
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